「家庭用の太陽光発電&蓄電池の組み合わせは投資対象になるのか?」調べてみた。

はじめに

私の自宅では、太陽光発電を行っている(10年以上前に購入)のですが、

当時、1kw/hあたり42円だった売電価格が、現在は、10円になってしまっています。(´;ω;`)

そこで、安い夜間電力を夜間に蓄電池に貯めて、昼間に消費すれば、投資対象になるのでは?

と思い、調べてみました。

ちなみに、蓄電池を入れなくても、今は、1kw/hあたり10円ですが、

年間で2万円程度の収入にはなっています。(既にローン返済済み)

まずは太陽光発電の現状を整理

2019年頃は蓄電池導入を検討している人の多くは、

10年前に太陽光発電を設置して売電期間が終了する方が大半(まさに私ですねw)でしたが、

2021年現在は太陽光発電を導入と同時に蓄電池をセット購入する方が大半となっているようです。

これは太陽光発電の購入費用が大きく下がったこと、蓄電池に対する補助金が

出ているため(とはいえ、私の自治体では4万円でした・・・)と考えられます。

蓄電池は高額なので、導入後の収支は気になるポイントですよね。

投入した初期費用の回収は実際にできるのでしょうか?

見積もりを取ってみた

これは、もうざっくりですけど、蓄電池単体で200~300万円かかります。

飛び込み営業の方がいらっしゃったので、ハッキリと

「停電時の災害対策になるのも分かっているし、安い夜間電力を貯めておいて、

昼間に使うことでお得になることも分かっているけど、元が取れるの?」

と聞いてみました。

でも、ゴニョゴニョと、1時間くらい説明を受けた結果、明確な回答は得られませんでした。

仕方ないので、自分でシミュレーションしてみた

各自の太陽光発電パネルのスペック、蓄電池のスペック、電力会社のプラン等々の要素によって、

変動してしまうので、あえて詳細は割愛しますが、

おおよそ、元が取れるのには、20年程度かかりそうでした。

ともち
ともち

ハイスペックの蓄電池を300万で購入して、元が取れるのが20年後。

しかも、それまでは毎月1万数千円の支出。

だったら、投資対象にはならないな~。むしろ、支出増える。(´;ω;`)

・・・というのが正直な感想でした。

飛び込み営業の方も、最後にはしびれを切らしたのか、

「正直、蓄電池は災害対策がメインです。太陽光発電と組み合わせて、自家消費することで、

停電時の備えにもなりますし、多少ですが、今後、考えられる電気料金の値上げの影響を受け

にくい、といったあたりがメリットです。」

とおっしゃっていました。

まとめ

正直な感想としては、

  • 既に太陽光発電されている方はなるべく売電価格の高い電力会社に乗り換える
  • パワコンが壊れたら取り換える(しかない)
  • 蓄電池導入は災害対策として検討している方に限る(200~300万円程度、余裕のある方)
  • 結果、投資対象にはならない

といった感じでした。

(あくまでも、投資対象になるかどうかの感想です。蓄電池導入自体を否定するものではありません)

ただし、今後、自動車も電気自動車や水素自動車などなど、SDGsで目標とされている

温暖化対策のために脱炭素社会を目指そう!という目標が掲げられているので、エコ的な

感覚で蓄電池を導入されるのも一考の価値あり、かなとも思いました。

まあ、少なくとも、我が家は太陽光発電パネルが屋根に乗っているので、

「経済面」+「エコ面」で、多少なりとも社会の役には立っているのかな、

といったところで、蓄電池導入は見送ることにしました。残念!!!

以上!

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