はじめに
本記事では、「いますぐ妻を社長にしなさい」を5回に分けて、解説していきます。
本記事は4回目です。
4回目は、「妻の会社がうまくいく堅実なビジネス」という内容で記載していきます。
経済的自由は「種銭」づくりから始まる
プライベートビジネスは、一般的にはそれなりの元手が必要になります。
その元手となる「種銭」をどうやって捻出すればよいのか?
種銭を準備する段階で大切な考え方は、じつはとてもシンプルです。
なぜなら、足し算と引き算から成り立っているからです。
要は、財布への「入り」を増やして、「出」を少なくする。それだけなのです。
最初に、種銭を作る段階では、「自分のため」にい、労働力を切り売りするのが
一番手っ取り早い方法です。
なぜなら、収入が安定している上に、働いてからお金をもらえる間までに
タイムラグがないからです。
したがって、種銭を作る段階では、サラリーマンとしての給料が柱となります。
次に「出」を少なくする方法です。
出費を削る特効薬は、毎月定期的に差っ引かれる固定費を削減することに尽きます。
現実的にいくらくらい貯めればいいのかについては、
1年~3年以内で100万~300万円程度を目安にしましょう。
失敗しないビジネスに当てはまる5つの条件
種銭を貯め、妻をプライベートカンパニーの社長にしたうえで、
どんなプライベートビジネスに取り組めばよいのでしょうか?
それは必然的に次の5条件を満たした事業に絞られます。
- 小さな金額から始められること
- 利他的なビジネスであること
- 簡単に学べて、再現性があり、片手間で手軽にできること
- 家事の合間にできて、ムリなく続けられること
- 他人まかせにしないで、妻がコントロールできること
ちなみに、著者夫婦が選んだのは大家業でした。
なぜかというと、大家業も次のように5つの条件をすべて満たしているからです。
- 初めて賃貸物件を取得するような個人に対しても銀行がお金を貸してくれるので、少ない資金でも始めることが可能。
- 大家業は他人のために住居を提供するという利他的な事業。
- 大家業はビジネスモデルが単純なので、素人にも簡単に学べて、再現性もある。
- 大家業は主婦業の延長線上で家事の合間にできる。
- 大家業は妻自らがコントロールすることが可能。
事業家に適した趣味や特技、あるいはやりたいことがこれといって見当たらない方は、
大家業を選ぶのが一番無難ではないかと思います。
銀行が融資してくれる唯一のプライベートビジネスとは?
それは大家業です。
大家業は、素人にとっても安心して取り組めるビジネスです。
裏を返すと、事業資金を融資する銀行の立場から見ても、
不動産賃貸業は安心してお金を貸せるビジネスモデルになります。
だからこそ、石橋を叩けるだけ叩きまくった末に、けっしてその橋を
渡ることのない銀行でさえ、素人に対してアパートローンを貸したがるのです。
反対に、それ以外の新規の個人事業に対して、一般的な民間銀行は
原則としてお金を貸してくれません。
それくらい、不動産賃貸業とそれ以外の事業では、銀行にとって、
資金回収率に天と地ほどの差があるということです。
利他的なビジネスだからこそ長く続けられる
2つ目の条件は、利他的なビジネスであることでした。
お金の本質が「感謝の気持ち」である以上、絶対不可欠な条件です。
あなたの手元にお金が絶え間なく永続的に流れ込むビジネスは、
他人に喜んでもらえるビジネス以外にはありえません。
お金とは社会貢献によって生まれた感謝の気持ちです。
そして、不動産賃貸という事業は、もっとも質の高い社会貢献活動の
1つといえるでしょう。
衣食住は人間が生きていくうえで、最低限必要な要素ですが、なかでも
「住居」は飛び抜けて高価な資産です。
その高価な住宅を、自分が住むためでなく、他人に住んでもらうために提供する、
というのが不動産賃貸業なのです。
これほど生活に密着した公共性の高い経済活動は他にはありません。
だからこそ、感謝の気持ちとしてのお金が、
大家さんのもとに途切れなく流れ込んでくるというわけです。
やるなら「成功している素人」のマネをしなさい
3つ目の条件は、簡単に学べて再現性があり、片手間で手軽にできることです。
私たち素人が、プロレベルの専門家な知識やノウハウを必要とする
ビジネスに取り組むことはナンセンスです。
世間の素人のみなさんがことごとく成功しているビジネスでなければなりません。
その点、不動産賃貸業は「簡単に学べる」事業です。
本を何冊か読めばすぐにでも取り組めます。
なぜなら、ビジネスモデルがとても単純だからです。
もちろん、適切にコントロールするためには、
不動産や財務・税務などの知識が必要となります。
しかし、これは、繰り返しですが、本を数冊読むだけで身につけられます。
このように大家業は「簡単に学べる」「片手間」「手軽」という3つの
キーワードをすべて満たしているので、
主婦にうってつけのビジネスなのです。
選択基準は「家事の合間」にできるかどうか
4つ目の条件は、家事の合間にできて、ムリなく続けられることです。
主婦は暇ではありません。専業主婦だって、かなり忙しいです。
いわんや、兼業主婦は殺人的に忙しい。
そうである以上、一日中携わらなければならないビジネスは選択肢から外れます。
家事と家事の合間のスキマ時間だけでこなしていけるようなビジネスでなければ、
成り立ちません。
こうした観点からも、大家業は、この条件をクリアしています。
なぜ、そんなことができるのかというと、入居者の募集や入退去に絡む
実務については管理会社が対応してくれているからです。
水漏れや電気系統の故障などが発生してもすべて管理会社が対応してくれます。
他人まかせではなく、妻の目でみて、妻が決める
5つ目の条件は、他人まかせにしないで、妻がコントロールできることです。
なぜなら、他力本願のビジネスでは、お金は他人の懐に流れていくからです。
「お金とは感謝の気持ち」である以上、
一番貢献した人の手元にお金が流れていくのは当然です。
お金の本質に照らしてみると、妻がコントロールできることが必須条件となります。
その点、大家業では、自分の持っている収益物件のことを
一番よく知っているのは自分です。
日頃の管理を通じて、入居者の不満を吸い上げて改善を施し、
高い入居率を維持することは、すべて自分次第。
アパートの助教を具体的に把握できるからこそ、コントロールできるのです。
その結果、コントロールを通じて、リスクを低く抑えながら、
ハイリターンを実現することが可能です。
自ら考えながら全体をコントロールしていくというビジネスモデルの
典型例が不動産賃貸業なのです。
以上!
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