「いますぐ妻を社長にしなさい」 完全解説! 5回目/全5回(最終回)

はじめに

本記事では、「いますぐ妻を社長にしなさい」を5回に分けて、解説していきます。

本記事は5回目です。

5回目は、「妻と一緒に幸せを手に入れるために」という内容で記載していきます。

夫婦二人で学ばなければ意味がない

プライベートカンパニーの社長は妻です。

でも、その会社は二人のための会社ですし、ビジネスも二人のためのビジネスです。

サラリーマン生活をリタイアした後の第二の人生では、

夫がその会社の役員になることもあるでしょう。

ですから、会社勤めで培ってきたノウハウを目いっぱい、

プライベートカンパニーと奥さんのためにつぎ込んでください。

ただし、難しく考える必要はありません。

なぜなら、日本のサラリーマンは世界一のマネジメント能力を持っているからです。

そのスキルを、会社のなかだけにとどめるのは非常にもったいないですよね。

ぜひ、最愛の妻や子供たちに伝授してあげてください。

どんなときも責任を取るのは常に夫であること

夫が責任を取ることも大切です。

言い換えると、当事者意識を持つということです。

あなたにも部下や後輩がいるはずですよね?

部下や後輩を指導育成しながらも、何か問題が起きたときには、

必ずあなたがリーダシップをとって解決にあたったり、

責任を取ったりするのではないでしょうか?

それと同じ理屈です。

建前上は、妻が社長かもしれませんが、実質的には夫が責任者なのです。

ウソとホントを見分ける目を養いなさい

私たちは、テレビや新聞、そしてインターネットを通じてあらゆるニュースや

情報を日々仕入れていますよね。

もし、それらがすべて「正しい情報」であれば、

誰も不幸にはならないでしょう。

しかし、ほとんどの情報は、伝える人の主観という色眼鏡を通した情報であり、

伝える側の思惑も加わった情報です。

つまり、自分の頭で考えて、ウソかホントかを判断していかないと、

誤った方向に進んでしまいかねません。

結果として、あなたの家族が不幸な人生を送ることになりかねないということです。

そのようにならないためには、常に学び続ける以外に手立てはありません。

一番効果的かつ効率的に学ぶ方法は、

少しでも多くの「良書」と呼ばれる本に接することです。

こうして、良書から学んだ地検や知恵をマネして、

あなたなりにアレンジしましょう。

家庭内トラブルを防ぐ「ミッション」と「未来年表」

あなたの家計を車にたとえると、

妻がドライバー(経営者)となって車(会社)を運転(経営)します。

サラリーマンであるあなたは助手席に座り(相談役)、道順やタイムスケジュールを

どうするのか妻と相談しながら、二人で同じ目的地を目指します。

そのためには、常にコミュニケーションをとりながら、お互いに共有できる

価値観と使命感を見つけなければなりません。

そのために、必ず、ミッション・ステートメントというかたちで、

二人にとってこの世で果たすべき使命が何なのかを明確にしておきましょう。

そのうえで、それを実現するために、何をいつまでにどのレベルまで遂行するのかを、

未来年表というかたちで落とし込んでいくようにしましょう。

お金は「源泉徴収」の仕組みで貯めると効率がいい

最初は元手となる資金が必要となります。

この種銭だけは、労働力を切り売りして稼ぐしかありません。

サラリーマンであれば、給料の一部を種銭として貯めることになります。

しかし、あればあるだけ使ってしまって、なかなかお金が貯まらないのが

現実ではないでしょうか?

この厄介な現実への効果的な処方箋が1つだけあります。

それは、「天引き」です。

ご存じ、「源泉徴収」という仕組みです。

これと同じ原理を使ってお金も貯めるために、財形貯蓄を行って、種銭を貯めましょう。

生活水準を下げなくても節約できる方法

天引きの力を借りて収入の1~2割を貯めるようになると、

これまでどおりの出費を続けていては、いずれ資金がショートしてしまいますよね。

天引きを続けるためにも、出費を減らす工夫をしなければなりません。

出費には大きく2つ、「固定費」と「変動費」があります。

固定費を減らす場合、最初だけ出費削減の工夫が必要になりますが、

いったん削減してしまえばあとはほったらかしでOKです。

一方、変動費は、常にあなたの意志の力でコントロールしなければなりません。

そこで、まずは固定費を集中的に削減しましょう。

ちなみに、固定費の代表格は「マイカー」「マイホーム」「生命保険」「携帯電話」です。

こうした出費をひとつずつ丹念にムダを洗い出しましょう。1回だけで大丈夫です。

効果的な節約は”風呂上りのビール”と同じ発想で行う

さて、問題は変動費の削減です。

「意志の力」を使って出費を削減するのは事実上困難です。

では、どうすればよいのでしょうか?

それは、「習慣の力」を使うことです。

例えば、風呂上りにはビールが欠かせないというあなた。

発泡酒や第三のビールでも150円以上しますし、しかも、アルコールは

飲めば飲むほど体から水分を奪い取るので、飲めば飲むほど喉が渇きます。

そこで、ウィルキンソンタンサンレモンやクライスタルガイザースパークリングレモンなどの

レモン風味の武藤炭酸水に置き換えるのです。

そうすれば、出費も削減できますし、健康にもよい影響が出てくるでしょう。

ぜひ、検討してみてくださいね。

どうして利益があがらないほうがお金は増えるんだろう?

どんなに世の中に貢献して、感謝の気持ちであるお金が流れ込んできたとしても、

財布に穴が空いていてはこぼれおちてしまいますよね。

そうならないようにするためにも、最低限、

初歩レベルで構わないので、会計の基礎は学んでおきましょう。

たとえば、「利益があがらないほうがお金が増える」という不思議な現象があります。

なぜでしょうか?

答えは、利益があがらなければ、税金もかからないからです。

税金がかからなければ、お金は財布から逃げていきません。

これとは逆に利益があがってしまうと、税金という名目で、

あなたの財布からお金が逃げていってしまうのです。

そして、すごいのはここからです。

利益が0円であっても、あなたの財布にお金が流れ込んでくるのです!

不思議ですよね?

会計のイロハを知ることで、その不可思議な現象を理解できるようになりますので、

ぜひ、会計については初歩レベルでもいいので、学ぶようにしましょう!

投資用に家を買う人、自分のために別荘を買う人

お金の本質に気づいたうえで、会計のイロハを学ぶと、「出費」1つを例にとっても、

面白いようにお金の流れが見えるようになります。

出費について、もう少し詳しく見てみると、

「投資」「消費」「浪費」の3つに分けられます。

  1. 投資とは、他人の役に立つことにお金を使うこと。
  2. 消費とは、自分のためにお金を使うこと。
  3. 浪費とは、だれの役にも立たないことにお金を使うこと。

家を例にとると、家を活用した「投資」の代表例が、「大家業」です。

一方、家を「消費」する代表例が「マイホーム」です。

そして、だれの役にも立たない「浪費」が「別荘」です。

私たちが生きていくうえでは、まずは「消費」が基本になりますが、

それが満たされた段階で、他人様の役に立つ「投資」のレベルへと移行します。

私たちに必要なのは、消費と投資のみなのです

以上!

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