「いますぐ妻を社長にしなさい」 完全解説! 3回目/全5回

はじめに

本記事では、「いますぐ妻を社長にしなさい」を5回に分けて、解説していきます。

本記事は3回目です。

3回目は、「妻ほど社長に向いている人はいない」という内容で記載していきます。

日本はF1マシンで買い物に行くような人たちばかり

なぜ、著者は妻に社長業をお願いしたのか。

それは意外に思うかもしれませんが、

妻が最強のビジネススキルの持ち主だからです。

そのスキルとは、「主婦力」のこと。

それは、家庭の主婦が自然と身につけている能力のこと。

例えば、

  • 細やかな気配り
  • コミュニケーション能力
  • エコマインド
  • 忍耐力
  • 包容力

などです。

世間では、こうした「主婦力」は、もっぱら家事を中心に活かされています。

しかし、最強のビジネススキルを家事にしか活かさないなんて、もったいない。

F1マシンを買い物用にしか使わないのと同じくらい、もったいないことです。

「主婦力」とは、オールマイティーな能力なので、

あなたがほんの少しサポートするだけで、

奥さんは超優秀な経営者になれるでしょう。

ヒトラーによって閉ざされたお金持ちへの道

トーゴーサンピン(10、5、3、1)という言葉をご存じでしょうか?

これは、職業ごとの税負担の割合を意味していて、

所得税負担の不公平さを表現した言葉です。

具体的には、サラリーマンの税負担の重さを10とすると、

5が自営業者、3が農家、1が国会議員なのだそうです。

職に就いている人の約8割はサラリーマンだといわれています。

したがって、サラリーマン全員が確定申告することになってしまうと、

税務署も職員の数を今の何倍にも増やさないといけません。

そこで、「源泉徴収」という方法が採用されたというわけです。

その意味では、事業所に税金の天引き事務をまかせてしまうという方法は

優れた手法だといえます。

アドルフ・ヒトラーがこの制度を広めたそうですが、

天才的な着想だといえます。

しかし、その副産物としてサラリーマンにとっての

節税の道が閉ざされてしまいました。

会社員は自分のために働き、起業家は他人のために働く

私たちが「何らかの働き」をする場合、それは

「価値を創造する働き」と「価値を移転する働き」に分けることができます。

さらに、それぞれは「自分のため」のものと「他人のため」のものとに分けられます。

いわずもがなですが、価値を移転する働きよりも創造する働きのほうが、

世の中を豊かにします。

したがって、価値を創造するほうが世の中から感謝されて、

感謝の気持ちとしてお金がより多く流れ込んできます。

また、「自分のため」よりも「他人のため」のほうが、他人から感謝されるので、

感謝の気持ちとしてお金がより多く流れ込んできます。

副業をしたくても許してもらえない理由

いうまでもなく、私たちサラリーマンにとっては、

勤務先での仕事が一番大切です。

たとえプライベートな時間であっても、

アルバイトに走り回るようでは気力も体力も使い果たしてしまいますので、

本業に全精力を注ぐことができなくなります。

また、企業秘密や個人情報がアルバイト先にもれてしまうという

リスクが付きまといます。

そんな理由から、企業の大多数は就業規則にて、従業員の副業を禁止しています。

その結果、サラリーマンには給与収入以外の収入が望めません。

給料から少しずつ預貯金を積み立てて、

わずかな利息を複利マジックを使って増やし続けるしかありません。

経験を積むほど評価が下がっていく転職市場の謎

いっそのこと、もっと条件のいい会社に転職してしまえ!なんて

張り切って転職してしまったら、それこそ取り返しのつかないことになってしまいます。

それがいまの日本の社会の実態です。

能力給制度が浸透してきたとはいえ、基本となる土台の部分はまだまだ年功序列です。

税制の壁・給与体系の壁・就業規則の壁・転職市場の壁という四大障壁に

囲まれている限り、私たちサラリーマンが経済的に自由になるチャンスが

到来することは永遠にありません。

女性は生まれたときからコミュニケーションの達人

ここまでの説明だと、主婦が経営者に向いているというのは、あくまで4つの壁がないため、

サラリーマンよりは有利、という消極的な理由に思えるかもしれませんが、

妻は最強のビジネススキル「主婦力」の持ち主です。

「主婦力」は単体でも強力なスキルですが、そこにプライベートカンパニーという

「魔法のマント」が組み合わさると威力は倍増します。

その主婦力の筆頭格が「コミュニケーション力」です。

女性の言語能力、おしゃべりをするパワー、駆け引きのうまさは、

誰もが認める女性の先天的な能力なのではないでしょうか。

赤の他人を”仲間内”へと引き込めるのはなぜだろう?

相手の気持ちに沿って考え、相手のことを感情面でも理解するからこそ、

お互いの距離感や間合いを認識できる。

だから双方が納得できる着地点、落としどころを見極められるのだと思います。

男性にはない、対立する相手と気持ちよく付き合う姿勢

喜びや悲しみを分かちあう力は、人間関係や信頼関係を構築するために不可欠な能力です。

共感力やコミュニケーション力などを総動員することで発揮されるので、

女性の総合的な力の表れなのかもしれません。

コンサルタントも脱帽の仕事と家事を両立する能力

「こなさなければならないアレやコレや」が山のように積みあがっているのに、

主婦はそれを手際よく片付けていきます。

頭のなかに「明確なスケジュール」「TODO」リストがしっかりと

イメージされていて、手順が出来上がっているのでしょう。

ピンチのときほど発揮される妻の天才的な機転

主婦の一日はあわただしく、忙しいものです。

妻と主婦と母親の三位一体のような役割を始めとして、

会社勤めやパートタイム、近所付き合いやPTA、習い事や副業など、

主婦は一人で何役もこなしながら、家事に始まって、

家事とはまったく関連性のないあらゆることをテキパキと

こなしていかなければなりません。

しかも、突発的な出来事なんて、日常茶飯事です。

それをすべて処理する主婦を一言で表現すると”マルチ”です。

節約意識も立派なビジネススキルである

エコマインドも多くの主婦が持つスキルです。

エコマインドとは、簡単にいうと節約意識です。どこの家庭の主婦も、絵にかいたような

節約上手ですよね?

プライベートカンパニーの会計が家計と結びつくことにより、

その節約意識がビジネスまでに行き届くようになります。

例えば、プライベートカンパニーの経費として節税できるような損金であっても、

主婦の手にかかれば、収益を生まないムダなものとして容赦なく切り捨てられます。

その一方で、本当に大切なことには、しっかりとお金をつぎ込むのです。

本当の節約というのは、やみくもになんでもかんでも切り詰めることではありません。

パート勤めほど妻の才能をムダにしているものはない

例示した主婦力は、あくまでも一例です。

意識して見てみると、主婦の才能のすごさに改めて驚かされます。

そんな才能を家事という枠のなかだけに閉じ込めておくなんて、

本当にもったいないことだと思いませんか?

家事だけではありません。

パートやアルバイトも似たようなものです。

家計の収入を増やす方法として、主婦がパートに出て働くという方法は、

ポピュラーですが、高度成長期のように「労働力」に価値が認められた時代で

あれば、パートとして「労働力」を提供するということにも意義がありました。

しかし、現状は「労働力」の価値は低下し続けています。

そんな状況下で、妻のリソースのなかから「労働力」だけを切り取って

「パート」としてたたき売りするなんて、とてももったいないことです。

共働き・独身の人のための裏ワザがある!

ご両親や祖父母などのなかに一人くらいは副業禁止規定とは無縁なお身内が

いらっしゃるはずですので、「お飾りの社長ポスト」に座らせてしまえばよいのです。

その場合でも、あなたや奥さんにかかる実務上の負荷は避けられませんが、

手間暇のかからないビジネスをプライベートカンパニーの業務にするといった

工夫により乗り切ることが可能です。

このように、妻や身内を社長にすることで、事実上の「副業メリット」を取り込むことが

できてしまう、というわけです。

妻が社長になれば生命保険は必要ない

一般的なご家庭では、妻に万が一のことがあっても夫の収入は途絶えませんが、

夫に万が一のことがあったら妻は生活の糧を失います。

そう考えると、妻にとっての一番の不安は、夫がいなくなったときに

果たして生活していけるのだろうか、

ということに尽きるのではないでしょうか?

その不安が、世の中の女性を「生命保険」へと駆り立てます。

保険会社も、ここを巧みについてセールスをしかけてきます。

そうだとすると、夫の稼ぐ力をどんなに高めても、妻の不安は解消されませんので、

全く無意味です。問題解決になっていません。

それよりも「稼げる仕組み」を妻に持ってもらうほうがずっと現実的な

解決策になります。そのとき初めて、妻も安心できます。

そして、妻が社長になることにより、妻自身が経済的に自立できるので、

妻の存在そのものが生命保険の代わりになり、これが実現できてしまいます。

このように、妻が社長になって経済的に自由になることで生命保険が不要となり、

妻の「自立」を促すことができてしまう、というわけです。

私と妻の「返報性」

お金とは感謝の気持ちです。

そして、これは他人だけではなく、身内に対しても通用する根本的な原理原則です。

妻と一緒に成長しながら、資産を可能な限り、妻にゆだねることにより、

妻にはお金の面でも、心の面でも大きなゆとりが生まれるようになります。

すると、愛情をこめて妻の成長をサポートするという「心のこもった夫の働きかけ」

そのものが、妻に劇的な変化をもたらし、女性が生まれつき秘めている「返報性」

という能力を目覚めさせます。

夫の期待に応えようと自ら進んで成長し、いままで以上に貢献し始めるようになるのです。

そして、夫に対して、次第に深い「感謝の気持ち」を抱くようになっていきます。

このように、妻を社長にして資産をゆだねながら成長をサポートすることにより、

「返報性」を取り込むことができてしまうというわけです。

プライベートカンパニーの存在が夫婦を成長させる

夫がサラリーマンの家庭では、万が一、プライベートカンパニーで十分な利益をあげられない

としても、家族が食いっぱぐれることはないでしょう。

つまり、生活面での心配も少なく時間にも余裕があるので、妻は腰を据えて、

プライベートビジネスに取り組めます。

だから、夫は妻の事業が軌道に乗るまで、じっと温かく見守ってあげればよいのです。

夫が温かく見守りながら、妻に資産を預けて、妻自身が収益をあげることが

できるようになると「金持ちマインド」が妻に備わってきます。

将来への不安で一杯だったときと比べて、自分でコントロールできる収益源が

あることが安心材料となって、気持ちのうえでも余裕が生まれるのです。

結果として、夫が本当に必要とするお小遣いを惜しみなく、渡してくれるようにもなります。

ムダ金を削りつつも、有効な経費に対しては必要性を理解し始めるでしょう。

お金を「生き金」として使う姿勢が自然と身についてくるというわけです。

しかも、事業活動を通じて、ファイナンシャルリテラシーも会得しますので、

お金と時間を浪費することも防げるようになります。

このように、妻を社長にして夫が見守りつづけることで、

金持ちマインドが花開く、というわけです。

最後の最後は妻のモチベーションで結果が決まる

何よりも大切なことは「妻のモチベーションを高める」ことです。

あなたの勤務先でも、従業員のみなさんのモチベーションが会社の業績を

左右しているのではないでしょうか。

それと同じ理屈が家庭にも当てはまります。

妻のモチベーションのレベルが、プライベートビジネスの成果に直結します。

では、そのためには具体的にどうすればよいのでしょうか?

じつは以外と簡単です。

例えば、妻が嬉しそうにしていたら千載一遇のチャンスです。

すかさず、よかったね~と天使のささやきをしてあげましょう。

その一言で妻の「やる気スイッチ」は一発でONです。

以上!

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