買付後に他の不動産屋から横やりが・・・
ようやく、K子が、物件を決め、融資が通ることが確定したその直後、
売主の元へ、他の不動産屋さんから、物件価格3,600万、
さらにリフォーム費用も買主負担で買いたいと申し出があったとの情報が入ってきた、
との話をT郎はK子から聞いた。
「う~ん、それは、後出しじゃんけんにはならないのかな?
買付1番手が最優先じゃないってこと?」
「私もよくわからないわ。ただ、売主さんはそちらへ売りたい、
といっていることは確かなの。」
「そうか・・・」
「リフォーム費用を売主負担なら、満室で年間C/Fが200万、
買主負担では年間C/Fが160万へ減ってしまう計算になるのよ。
あなた、どうしたらいいと思う?」
K子はT郎に相談した
T郎はK子へこう返答した。
「最初から100点満点の物件なんてないだろうし、
当初想定していた利回りやC/Fが減ったとしても、
年間C/Fが160万出るんでしょ?
不動産投資は15年~20年の長い目で見なきゃいけないし、
出口戦略も考えてある。
第一歩を踏み出す勉強代だと思って、進めてみてもいいんじゃないかな?」
「確かにそうね。今後、少しずつ買い足していけばいいし、なにしろ、
売主側の不動産屋さんが神対応してくれて、いろいろと考えてくれるし、
信頼できそうなのよ。今後も付き合っていきたいから、
今回、当初想定からはだいぶC/Fが下がってしまうけど、
経験も積まないと何も始まらないわよね。
よし、まずはやってみるわ!」
K子は、遂に最初の物件を購入することに!
そして、K子、T郎ともに不動産購入へ向け、第一歩を踏み出した。
売主側の不動産屋さんには、「本当に良いの?」と念押しされたようだったが、
最初の買付から3か月後の2020年12月某日、やっと、契約となった!
・・・はずであった・・・
が、しかし、またまた、大問題が発生するのであった・・・
~T郎side episode7~ to be continued・・・
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