私、不動産投資、始めます。 ~T郎side episode6~

融資先の探索

次に、K子は、融資先を見つけるために奔走していた。

T郎は、これまで、不動産投資に関する書籍から得た知識を活かして、

「物件規模からして、都市銀行ではなく、地銀、信金・信組、ノンバンクのうち、

信金・信組だと思うよ。リフォームとかも必要だったら、別で、

日本政策金融公庫に数百万の融資を申し込めばいいと思う。」

とK子へ伝えた。

「分かったわ。じゃあ、S信用金庫をメインに検討してみるわ。ありがとう。」

そして、K子は、最終的に、パート先の不動産屋さんの社長に

担当者を紹介してもらったのであった。

「最終的に、パート先の不動産屋さんの社長さんがS信用金庫さんと取引がある、

っていうことで、担当者を紹介してくれたわ。1週間後に面談だって!」

K子は、T郎に、そのように伝えた。

T郎は、

「まずは、担当者が見つかって、良かったね。」

とK子へ伝えた。

融資の面談と詳細

T郎は、K子がアポイントを取った日の午前9時にS信用金庫へ向かう前、

面談書類の最終チェックをしていた。

(これなら、問題ないだろう。)

K子が10時からの出発する前に

「いってらっしゃい。頑張って。」

と声をかけた。

物件概要は以下のような内容であった。

  • 物件価格 3,500万円
  • 融資額  3,300万円 15年 変動金利1.5%

初期費用

  • 印紙代 5,000円
  • 仲介手数料 1,200,000円
  • 不動産取得税 479,000円
  • 所有権移転、抵当権設定登記料 683,000円
  • 固定資産税負担分 36,000円
  • 印紙代 24,000円
  • 金融機関事務手数料 110,000円
  • 火災保険 117,000円
  • 物件頭金 2,000,000円
  • 合計 4,654,000円

K子は、1時間程度で、面談を終え、帰宅してきた。

「どうだった?」

「書類に不備はなくて、担当者さんがエース級みたいで、最善を尽くす、

と言ってくれたわ。あとは、支店長、副支店長の稟議が通れば、

融資が通るみたい。審査には1週間程度、かかるらしいから、

それまでは待つしかないわね。」

「うん、了解。じゃあ、うまくいくように祈りながら、待とう。」

そして、1週間後。

K子に、S信用金庫から電話がかかってきたようだった。

聞こえてくる内容、K子の雰囲気からすると融資が通ることが確定したようだった。

「あなた、審査が通ったわ!これでようやく、

ついに、第一棟目のアパートが買えそうだわ!!」

「本当に良かった。K子の努力が実ったんだね。」

そして、次は売主、売主側の不動産屋と詳細を詰めていく段階になった、はずであった・・・

しかし、ここまで来てまたもや、大問題が発生してしまうのであった・・・

うまくいったと思ったのに・・・また大問題発生・・・

~T郎side episode6~ to be continued・・・

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