私、不動産投資、始めます。 ~K子&T郎 episode10(最終回)~

はじめに

今回で、遂に最終回を迎えます。

これまでは、K子sideとT郎sideと記事を分けて記載してきましたが、

最終回ということで、仲良く、夫婦ともどもで、これまでの振り返りを

していくかたちで記載していきます。

それでは、涙の最終回、ご覧ください。(笑)

これまでの振り返り

T郎は、これまでのことを振り返っていた。

(きっかけは、俺が適応障害、うつ病を発症したことだったけど、

運がいいのか、悪いのか、それがきっかけで、

アパート1棟のオーナーになって、今は満室稼働・・・

人生、何が起こるか分からないものだな・・)

K子もまた、同様のことを振り返っていた。

そんなある日のこと。

K子はT郎に話しかけた。

「あなた、ようやくアパートが満室稼働したことだし、これまでのことを振り返らない?」

「それって、俺がうつ病になったこと?」

「そうじゃないわよ!満室稼働に至るまでの不動産投資のアイデアや

ノウハウとかを整理しましょう、ってこと!」

「ああ、そういうことね。ごめん、ごめん。」

T郎は苦笑した。

K子とT郎はこれまでのノウハウやアイデアを整理した

「まず、現状を整理すると、こうなるわよね。」

K子は、振り返りの意味を含めて、現状の費用状況を改めて、整理した。

  • 14部屋/全14部屋(満室)
  • 家賃収入 461,000円
  • アパートローン 209,000円/月
  • リフォームローン 50,000円/月
  • その他諸経費 60,000円/月(固定資産税、Wi-Fi、家賃保証、管理料、電気、消防点検、修繕積立)
  • キャッシュフロー 122,000円/月

「いやぁ、本当にすごいよね。これこそ、不労所得ってやつだね。

何にもしないで、月々のC/Fが122,000円って。」

「まあ、ここに至るまで、散々な目にあったけどね。ちなみに、2年後に

家賃保証をやめれば、さらに月々のC/Fが24,000円が増えるから、その予定。」

「ってことは、2年後は、月々のC/Fが146,000円になるってことね。

ちょっとしたアルバイトを1か月、頑張ったくらいじゃん!やっぱり、すごいね。」

「そうね。これで、私もパートしなくてよくなるわね。ま、今でもそうなんだけど。」

「あとは、今回は私が大家の会に足しげく通って、地元で日本へ留学してくる子たちの

学校や住むところ、就職を斡旋しているエージェントさんに出会えたことも

大きかったわよね。それで、空室があっという間に埋まったんだから。」

「うん、本当にそうだね。運が良かっただけかもしれないけど、偶然は必然って

言葉もあるくらいだから、K子の努力が実ったんだと思うよ。」

「外国人留学生とか社会人だから、最初は心配していたけど、むしろ、キチンと

家賃も払ってくれるし、礼儀正しいし、本当に良かったわ。

もちろん、文化の違いや言葉の壁もあるけれど、市役所の英語版の

ごみの捨て方ガイドがあったから、それを活用して、伝えたら、素直に聞いてくれたしね。」

「他にも工夫した点はあるんだっけ?」

「そうね。たまに、外にゴミとか食べ物が落ちているときがあったけど、

英語の張り紙を張って、注意喚起したら、それもなくなったしね。」

「そっか。でも、一番、大きかったのは、K子が大家の会、不動産屋さん、

金融機関の方、入居者さんとかとのつながりを大切にしたことだったんじゃない?

今回、俺が一番強く思ったのは、やっぱり、人と人とのつながりが大事で、

自分だけ良ければいいんだ、っていうような考え方じゃなくて、

みんなに協力してもらえる関係づくりをしたことが良かったんじゃないか、

ってことなんだ。それをK子が、まさに実践した。

だから、成功につながった、と思うんだ。」

「そうね。相当、頑張ったからね!」

「じゃあ、これからは今回の経験を活かして、次の物件探しをしていくんだよね。」

「でもさあ、今のところ、すぐにすぐ、って訳でもないし、ある程度、

今のアパートの運営が落ち着いてから、物件探しはしようと思ってるの。

それでね・・・ちょっと考えてることがあって・・・」

「えっ?何?」

「T郎はIT得意でしょ?だから、今回の経験を、小説風にして、ブログにしてみたら?」

~K子&T郎 episode10~ THE END

コメント