「サラリーマンを辞めて月100万円で楽しく過ごす 働かないという生き方」 完全解説! 2回目/全7回

はじめに

本記事では、「サラリーマンを辞めて月100万円で楽しく過ごす 働かないという生き方」を

7回に分けて、解説していきます。

本記事は2回目です。

2回目は、「稼ぎ力を身につけるにはファイナンシャルリテラシーを磨くこと」

いうことで記載していきます。

日本人が不幸に感じるのは学校でお金の教育をしないから

日本人的な感覚からすると、どこの親も

「子供にはできるだけお金に触れさせない」「お金の話はしない」

「家の中のお金の置いてある場所を教えない」

という考えで子供に接していることが多いと思います。

小学校低学年レベルで資本主義社会の仕組みについて、なんとなく気づきはじめますが、

日本では小中学生はもちろん、高校生になってもお金の教育や資本主義経済について、

学ぶ機会は与えられていません。

明治以来の富国強兵、殖産興業を目的にした

「物言わぬ良質な労働者量産教育」

が現在も脈々と教育現場で続けられています。

お金は汚いものという日本人的発想

われわれ日本人はお金が絡むと、何か悪いことに巻き込まれているのではないかと思ったり、

極端なケースでは犯罪を思い浮かべたりします。

それほどお金に対するイメージはダーティーです。

ましてやタダでもらえるお金ほど怖いものはありません。

代々続く洗脳教育によって、お金は額に汗して稼ぐものだという発想が

国民全体染みついています。

小さいころによく聞いた「働かざる者食うべからず!」という言葉は、

日本人であればごく当たり前のことになっています。

日本がかつて経験してきた高度成長期には、働けば働いただけお金がもらえました。

真面目に職について、毎日仕事にさえ行けば、幸せな生活が送れました。

毎年、売り上げも伸びて、そこに勤めている社員の給料もボーナスも増え、

がんばれば役職も上がり、さらに手当も増えたのです。

働きさえすれば稼げるわけですから、当然、働かないやすは非国民だという意識が

私たちには染みついています。

しかし、お金は汚いものという日本人の発想はそろそろ捨てたほうがよいと思います。

リボ払いほど怖いものはない!

リボ払いの金利はどこのカード会社も恐ろしく高いですから、

決して誘惑には乗らないようにしてください。

そもそもカードでキャッシングするのは絶対にやめるべきですし、

買い物をするにしても一括払いで支払えないのであれば、絶対に買うべきではありません。

ファイナンシャルリテラシーを磨きたければ、まずはリボ払いの仕組みを理解して、

絶対にリボ払いの罠にはまらないようにしましょう。

宵越しの銭は持たないタイプは一生お金の奴隷

働き始めたころにお金を貯める癖をつけないと、

なかなかまとまったお金をつくることはできなくなります。

社会人になると、何かと誘惑は多いです。

高い家賃を支払い、友達と頻繁に飲み歩き、洋服や趣味やデートにお金を使うようになると、

ほとんど貯金することはできないと思います。

お金の使い方に関しては、小学生の頃にもらったお小遣いをどのように使っていたかが

大人になってからのお金の使い方に影響するといわれています。

お小遣いをもらった途端に好きなものを買ってしまい、

いつも月末にはなくなっていた経験のある人は、

社会人になっても同じように使ってしまいます。

計画的に使うことを子供のうちに覚えさせないと、大人になっても浪費癖はなかなか直らず、

「宵越しの銭は持たない!」というタイプになってしまいます。

ブランド品を次々に買ってしまうタイプの人や、お金がなくてもクレジットカードで

つい買ってしまうような人は、一生お金の奴隷にならないように注意が必要です。

源泉徴収制度こそが経済的奴隷制度

諸外国では税金は自分で計算して納税するのが基本ですが、

なぜか日本ではサラリーマンである限り、会社が毎月の給料から天引きして納めています。

この制度、一見、働く人にはとても便利なように思えますが、

実は納税に対する痛みを感じさせなくして、税について無知にさせる制度なのです。

おそらくこの制度がある限り、政府はサラリーマンから税金を取りっぱぐれる心配は

ありませんし、税金が足りなくなったら、税率を上げたり、新たな納税制度を創設すれば、

いくらでも徴税できるわけです。

こうして、日本では、税金や節税に対してまったく無知な国民が量産され、

知らないうちに真綿で首を絞められるように源泉徴収される金額は増えていきます。

とくに若い人は選挙に行きませんから、お年寄りが選んだ議員ばかりが当選し、

高齢者に有利なかたちの所得再配分や社会保障制度がつくられています。

日本ではいまだに生涯サラリーマンを続けて、そのまま一生を終える人がほとんどです。

サラリーマンでいる限り、生涯年収は決まってしまい、おそらく経済的に余裕のある

豊かな生活はできないでしょう。

豊かになるためには、源泉徴収制度に縛られた「経済的奴隷制度」から脱出するしかありません。

格差社会はお金に対する無知が原因

なぜ日本が格差社会になってしまったのかを考えると、いろいろ原因はあるかと思いますが、

一言でいうと、「お金に対する無知が原因」だと思います。

誰もがお金は働いて稼ぐものだと信じていますし、株や不動産やほかの投資に手を出すと、

必ず損をすると思い込んでいます。

少なくとも配当や株主優待がもらえるお得な株や、毎月家賃が入ってくる不動産などに

投資している人は、日本ではほんの一握りです。

上場企業の社員であれば、会社から補助も出る従業員持ち株会のようなお得な制度があるにも

かかわらず、それをやっていない社員が多いのは驚きです。

お金を増やす方法は、大きく分けると2つしかありません。

1つは、お金がお金を生む複利で運用し続けることです。

もう1つは、不動産投資などでよくいわれているレバレッジ効果です。

世の中のお金は、この2つの仕組みで増えているといっても過言ではありません。

ファイナンシャルリテラシーを磨こうと思ったら、

まずは自分に投資することから始めましょう。

お金の勉強は株をやればすべて学べる

手っ取り早くお金の勉強をしたいと思ったら、やはり株を買ってみるのが一番です。

少なくとも、毎日、経済ニュースをチェックするようになりますし、

為替や原油価格も気にしてみるようになります。

日本株は世界中のニュースや出来事に反応し、日々、株価が動いています。

そして、世界経済は世の中のいろいろな要素が絡み合って動いているので、

こうした経済ニュースのチェックは欠かせません。

投資信託を買うことは学ぶ機会を放棄するようなもの

生きていくうえで絶対になくてはならない「お金」ですが、普通にまじめに生きていたら、

お金に関する知識を学ぶ機会はまったくありません。

ですから、独学で学ぶしかないわけです。

では、どうやってファイナンシャルリテラシーを身につければいいかといえば、

株と不動産を自分で買ってみるしかないと思います。

お金の勉強は株をやればすべて学べると書きましたが、それとは反対に投資信託を買うことは

学ぶ機会を自ら放棄するようなものなのです。

100万円貯金できる人はお金持ちになれる

お金を増やすのは、そんなに難しいことではありません。

でも、宵越しの銭は持たないというような使い方をする人にとっては、

お金を貯めるのは至難の業といえます。

千里の道も一歩からではありませんが、まずは収入の4分の1を貯金することから始めましょう。

貯金がたくさん貯められる人とそうでない人の差は、決して年収が多いか少ないかではありません。

お金持ちになろうと思ったら、とにかく最初の種銭となる100万円の札束を早くつくることです。

あとは、それを繰り返すだけなので、100万円を貯金できる人はお金持ちになれる人なのです。

ファイナンシャルリテラシーを磨くのに役に立つ最強の資格とは?

サラリーマンがダブルワークなどをしないでお金持ちになろうと思ったら、

株と不動産をやるしかないと思います。

ただし、株と不動産で成功するには、

勉強や実践に、働いている時間の半分程度の時間を費やす覚悟が必要です。

著者の経験から、株や不動産で稼げるようになるために非常に役に立ったり、

助けられたりした資格があります。

それは簿記と宅地建物取引士です。

株式投資では、四半期ごとに発表される決算書が読めないと、

損をしたり後手に回ったりすることがよくあります。

不動産においても、簿記の知識は必須で、自分で記帳と仕分けができて決算書が読み解ければ、

自然と節税に関する知識も身につきます。

宅地建物取引士は、民法から始まり、契約や相続、建築基準法、税法、宅地建物取引業法や

取引の実務まで詳しくま投げます。

この資格を取得すると、不動産に関して目の前の視界が急に開けてきます。

不動産業者に飛び込み訪問しても対等に話ができますし、

逆に一目置かれることだってあります。

これら2つの資格を取得することで、投資人生をショートカットすることができると思います。

以上!

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