はじめに
ようやく、K子(とT郎)が不動産投資の第一歩を踏み出すことになります。
episode5からは、具体的な活動について、記載していきますので、
もうしばらくお待ちください。(m´・ω・`)m
T郎は休職を取ることに・・・
階下から、K子と上司が休職について、電話で話している声が聞こえてくる。
(ああ・・・K子には心配をかけてばかりだ・・・面倒もかけるだろうし・・・
本当に申し訳ない・・・)
しかし、T郎は、うつ病と診断された後、強烈な不安に襲われ続けていた。
それは、うつ病のきっかけとなった2つのプロジェクト、
大阪への単身赴任の記憶が頭から離れず、
どうしても思い浮かんできてしまうからだった。
また、生活費の心配も避けては通れず、
「仕事」「生活費」の両面からの不安に挟まれ、押しつぶれそうなのだった・・・
(当面は、貯蓄と傷病手当金でなんとかなるかもしれないが、
K子がフルタイムで働く、というのも、非現実的だからなぁ・・・
はぁ、本当に一体、どうしたらいいんだろうか・・・)
それは突然に・・・「ファイナンシャルリテラシー」との出会い
そんなある日のこと。
K子から、「金持ち父さん貧乏父さん、って知ってるわよね?」と声をかけられた。
「ああ・・・知ってるよ・・・もう10年前くらいになるのか・・・
買って読んでは見たけど、サラリーマンの俺には、到底、無理だろうなぁ、
という感想しか抱けなかったよ・・・
でも、内容はすごくよく理解できたし、実現できたら、すごいことだと思うよ・・・」
T郎は、精一杯の返事をした。
「もしかしたら、K子ならできるかもしれないから、読んでみてもいいかもね・・・」
このとき、T郎は、まさか、これがきっかけで
K子が不動産投資を始めることになるとは思ってもみなかった。
K子は貪るように「ファイナンシャルリテラシー」を勉強した
その日を境に、K子から、T郎が以前に買った本のうち、
「ファイナンシャルリテラシー」に関する本の質問を多数受けることになった。
(返事をするのが、まだちょっとつらいけど・・・
K子が何かやりたそうだから・・・質問には答えてあげよう・・・)
たまたま、商業高校出身だったK子は、簿記の知識もあり、
語彙に関しては、すんなり理解できたため、
簡単な質問であれば、T郎は可能な限り、答えるようにした。
例えば、「不労所得」「株式投資」「FX」「NISA」「iDeCo」
「投資信託」「不動産投資」などの質問に対して。
その数日後、T郎はK子から不動産屋でのパートをすることになった、
という報告を受けた。
「不動産屋で、勉強して、不動産の知識を身に着けて、そうしたら、
不動産を探していくことにしようかと思うわ!
これなら、不動産投資で「不労所得」を得る、ってことが可能じゃない!?」
「うん、確かにそうだね・・・でも、かなり大変だよ・・・」
「やらずに後悔するより、やって後悔、でしょ!」
確かに、K子の座右の銘はそれだった。
「分かったよ・・・俺もできる限り、フォローするから、
やってみてもいいんじゃないかな・・・
ダメだとしても、やって後悔、だよね・・・」
これが、K子が踏み出した不動産投資への第一歩であり、
T郎も数か月後に、K子と二人で「経済的自由」を達成する!
という目標を立てるために踏み出した第一歩なのであった。
~T郎side episode4~ to be continued・・・
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