はじめに
もう半年前になりますが、長男の小学校の卒業式に出席したときに感じた疑問です。
一人ずつ、将来の夢を発表してから、卒業証書をもらう、というスタイルだったのですが、
医師になります!
看護師になります!
サッカー選手になります!
パティシエになります!
なんて感じで続いていきました。
途中で、「あれ?全員、職業を答えている・・・」と感じたのです。そして、それは最後まで続きました。
「えっ!将来の夢=職業じゃないよね?」と思った、
また、これでは、日本人全員が経済的自由を達成できない未来がやってきてしまう!
と強く危惧したのが、本記事を記載した動機です。
なぜ、将来の夢を聞かれたら、職業を答えるの?
これは、完全に「義務教育での刷り込み」と私は考えます。
「よく勉強して、よい学校に入って、よい会社に入って、安定的な収入が得られる従業員になりなさい」と刷り込んでいるのです。
だから、みんな、内申点がどうのこうの、テストの点数がどうのこうの、
要するに、素直で従順で高い税金を源泉徴収されてもなんの疑問も抱かない従業員を
大量生産するシステムなのです!( ゚Д゚)アワワ・・・
一方で、ファイナンシャルリテラシーは一切教えてくれませんよね?
「こうすれば、お金にお金を稼いでもらえるよ」
「マネーマシンの作り方は?」
少なくとも私は教わった記憶が全くありません。
「そもそも、経済とはどのように成り立っているのか?」
これくらいは、義務教育に組み込まれていると思いますが、
完全にバイアスがかかっていて、「従業員製造教育」になっていると私は考えています。
なぜ、義務教育ではそんな刷り込みをするの?
これは結局のところ、大きな政府である日本としては、素直で従順で高い税金を
源泉徴収されても何も疑問を抱かない国民を増やしたいからですよね。
※公務員の方を批判してしまうことになってしまうかもしれませんが、
そのような意図は全くありませんので、あしからず。
「高負担高福祉 VS 低負担低福祉」だったり、
「大きな政府 VS 小さな政府」だったり、
そんなことも教わった記憶がないし、そもそも資本主義、社会主義の違いとか、
そういった(私の考える当たり前のこと)もキチンと教えてもらった記憶がありません。
正確には教えてもらっているのでしょうけど、上辺をなぞっているだけかなと。
そして、それを民主主義として決定していくことが非常に大切だということも・・・
だから、若者は
「選挙なんて行かない」「行く意味がない」
なんて言ってしまうのかなと思います。
じゃあ、将来の夢とは何なの?
安直ですが、「将来の夢=なりたい自分の実現」です。
手前味噌ですが、私も20年近くサラリーマンをやってきて、ある出来事から適応障害、
うつ病を患うことになり、ある程度、病状も落ち着いてきた今、
ようやくこのことに気づくことができました。
また、これから、職業を選択しようとしている若者にとっては、
「将来の夢=職業」の公式にいつまでも縛られてしまうと、
なりたい職業になれなかったとき、なりたい職業が見つからないときに
「夢をかなえられなかった自分はダメだ」
「夢がない自分はダメだ」
と、自分自身を追い詰めてしまうことにもなりかねません。
別に、職業(仕事)を通してなりたい自分になる、でもまったく構わないのですが、
多くの方が真剣にこの辺りのことを考えたことはないのではないでしょうか?
最後に
「将来の夢=職業」ではなく、「将来の夢=どんな自分になって何をしたいか」
と考えることで、だいぶ気持ちも楽になると思います。
私も適応障害、うつ病の急性期では、将来の夢ではないですが、
「早く復職、または、転職しなければ!」と焦ってしまい、
余計にハマっていってしまった、という経験があります。
もし、あなたが今、「将来の夢=職業」という思考に取りつかれているのでしたら、
「何になって、何をしたいか、どういう自分になりたいか」に軸を置いて、
将来の夢を今一度考えてみるのもよいかもしれません。
幸い、私の場合は休職期間が長いため、この辺りのことは病状が十分回復してから、
ゆっくりと考えていき、「将来の夢=どんな自分になって何をしたいか」を
見つけていきたいと思います。
まあ、このブログのタイトルどおり、経済的自由を手に入れることが目標なので、
ある意味、見つかっているのですが。w
以上!
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