はじめに
本記事では、「確実に儲けを生み出す不動産投資の教科書」を9回に分けて、解説していきます。
本記事は第2回目です。
目標設定から始まる不動産投資の世界、ということで記載していきます。
あなたはなぜ不動産投資をしたいのか?
あなたは、なぜ不動産投資をしたいのでしょうか?
私は、最終的には、経済的自由を達成するためですが、あなたも必ず
「なぜ不動産投資をしたいのか」を明確にしておく必要があります。
この理由を明確にしておくことで、最も適した物件を購入するための
具体的な行動をとることができるようになるのです。
このような企業でいうところの「企業理念」に相当する明確な理由がないと、
目先の利益に捉われて、本来の目標を見失ってしまう可能性もあります。
また、第一回目でも記載したとおり、不動産投資は非常に時間のかかる事業であり、
単純作業の繰り返しになりますので、途中であきらめてしまうという事態にもなりかねません。
まずは、あなたが考える「なぜ不動産投資をしたいのか」について、
ノートに箇条書きでも良いので、書き出してみて、じっくり考えてみましょう。
目標と手段は合っているか?
ここでは、あなたが実現したい「理念」は具体的にどのような目標を達成できれば
実現するのかを考えてみましょう。
具体的には、以下のような内容です。
- どのくらいの利回りか
- どのくらいの規模の物件か
- どのくらいの期間で築きあげるか
例えば、利回り100%、1億円、1年などはあり得ない目標ですよね。
大部分の不動産投資家が実現できる利回りはせいぜい10%前後がよいところでしょう。
それ以上の利回りを目標とするのであれば、IPO株、FX、暗号通貨など
他の手段を検討したほうがよいでしょう。
※ただし、うまくいく保障はありませんし、
本記事ではこれらには一切ふれませんので、あしからず。
不動産投資とはそのような投機的なものではない代わりに、
地味な手段ではありますが、普通の人でも投資できる再現性がある手段なのです。
目標規模を設定する
目標規模とは、最終的にいくらまで物件を買い進めたいかという金額のことです。
目標規模設定にあたり、先に現状を明確にしましょう。
具体的には、現時点での金融資産や担保となる不動産、年収や、
毎年の年収から不動産投資に使える金額です。
次は、目標として未来のあるべき姿を描きます。
具体的には、毎年、不動産投資からいくらの税引き後キャッシュフロー(C/F)が
入るとうれしいかを想定します。
最後に、ここまでで明確にした目標と現状をもとに、
何年でその目標に到達できるかという成長スケジュールを策定します。
目標エリアを設定する
不動産は立地が命です。
エリア選定は不動産投資の要ですが、初心者には多少難しいところがあります。
それを簡単に行うための考え方はどのようなものでしょうか?
狙うべきエリアは、「縁のあるところ」です。
1つは自分の知っているなじみのあるという意味ですが、
もう1つは「辺縁」の円です。
具体的には、主要な市区町村別で人口が増加しているエリアのうち、
自分に縁があるところを選定し、その縁のある人口増加エリアを
中心に同心円を描いて、その外側を狙っていくということです。
ただし、人口だけでよいエリアを見極めることはできません。
本当に大切なのは、人口ではなく需給バランス、
つまり、そのエリアに住みたいという人数(需要)と
そのエリアに存在する賃貸物件の戸数(供給)で、
どちらが多いかということです。
金額別の戦略 メリット・デメリット
不動産投資は、金額で大別すると、以下の3つの規模に分けられます。
- 小規模な戸建て・アパート
- 中規模木造アパート ← ちなみに、妻の法人では2を1棟所有しています。(*’▽’)
- 大規模アパ・マン
1の小規模な戸建てアパートとは、1000万以下の戸建て、
2000万前後の戸建てアパートを指します。
2の中規模木造アパートとは、
3000万~6000万のアパートを指します。
3の大規模アパ・マンとは、
7000万を超える大規模なアパートやマンションを指します。
まずは現状の自分自身の予算と照らし合わせて、
この3つの金額別戦略のどれからスタートするかを決めることが肝要です。
最後に、メリット、デメリットを本文から引用します。
規模 | 具体例 | メリット | デメリット |
小規模な 戸建て アパート | 東京23区内の1000万円 以下の戸建て 東京近郊の2000万 円前後のアパート | ・融資がつかなくて も始められる(現金 買いでリスク小さい) ・積算と利回りのバ ランスが良い | ・労力の割にCFが少ない ・ほとんど再建築不可ばかり ・業者が消極的 |
中規模木造 アパート | 23区・東京近郊の 3000~6000万円前 後のアパート | ・自己資金が少なめで 済む ・それなりのCFが 出る | ・競争が激しい |
大規模 アパ・マン | 23区・東京近郊の 7000万円超のアパー ト、マンション | ・競争がやや緩やか ・利回りがやや回復 | ・自己資金が多く必要 |
新築と中古、どちらが良いか?
あなたが不動産投資初心者であれば、中古から始めるのがよいでしょう。
なぜなら、中古は比較的難易度が低く、初心者でも儲かる物件を手に入れやすいからです。
メリット/デメリットを以下に記載します。
- 新築は価格が高く、中古は安い(メリット)
- 新築よりも、中古のほうが利回りが高い(メリット)
- 賃貸中の中古であれば、買ったその日から家賃が入ってくる(メリット)
- 中古であれば、すでに建物は完成している(メリット)
- 新築では、建物を建築中でも土地、建物のローンを支払い続けなければならない(デメリット)
- 新築の場合、不動産に関する知識、周辺ニーズなどを把握して土地を探す必要がある(デメリット)
したがって、繰り返しになりますが、初心者の方は、中古から始めましょう。
初年度の目標設定
ここまでで、自分の現状、未来のあるべき姿、狙うべきエリア、
金額別の戦略を見てきました。
これらに基づいて、「初年度の目標設定」をします。
具体的な目標設定内容を以下に記載します。
- 設定する金額規模は「自分自身が不動産投資に使える預金額の10倍」を目安にする
- 購入するエリアを検討する
- 購入するエリアは絞り込みすぎない
- 購入するエリアを広げすぎない
- 目標とする利回りを決定する
最後に
第2回では、目標設定について、記載しました。
第3回からは、具体的な行動について、記載していきますが、
目標がきちんとしていないと、具体的な行動は起こせませんので、
必ず具体的な目標ありきで、行動を起こしていくようにしましょう!
2回目は以上!
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