「未来のドリル コロナが見せた日本の弱点」 完全解説!

はじめに

未来の年表で有名な著者が新たに書き下ろした書籍です。

以前からも「少子高齢化」に対する現状や対策を示してくれていましたが、

コロナ禍におけるその続編というかたちだと思います。

第一部 人口減少ドリル

第一部では以下の内容に触れられています。

  1. 少子化の急加速
  2. 高齢者とコロナ自粛
  3. 高齢者と介護
  4. 24時間営業の行き詰まり
  5. 外国人の受け入れ
  6. 都市と地方経済
  7. 人材不足
  8. 多様な働き方
  9. 人事と人間関係
  10. 労働生産性
  11. 高齢者の雇用
  12. 不動産と再開発
  13. 交通と都市
  14. 東京都と人口移動
  15. 大都市圏と人口移動
  16. 日本の医療体制

やはり、コロナの影響で急速に少子化が進んでしまったんですね。

高齢者は引きこもり、個人消費減、介護離職の増加などなど、

今後、地方の過疎化も進み、

大都市一極集中の流れはさらに速まることが予想されています。

第二部 日本を守る「切り札」5ヵ条

第二部では以下の内容に触れられています。

  • 第一の切り札 国政選挙に「若者枠」を新設
  • 第二の切り札 中学卒業時からの「飛び入学」導入
  • 第三の切り札 「30代以下のみが住む都市」の建設
  • 第四の切り札 大学を共同キャンパス化する
  • 第五の切り札 若い人々に英才教育をする

第二部は簡単に言ってしまえば、若者を優遇する策をどんどん打ち出して、

実施していきましょう!ということだと思います。

でも、やっぱり、シルバー民主主義は変わらないんだろうなぁ・・・( ゚Д゚)

ちなみに、私はもう若者と呼べないかもしれませんが、選挙には必ず出向きます。

そして、少しでも若者が優遇される政策を打ち出している候補者に票を投じています。

「政治とか興味ないっす」

「投票に行っても意味ないし」

などと言っている若者には一喝したい!

若者への激励

以下はすべて本文からの引用ですが、もうここだけ読めば、

この本で著者が言いたいことはすべて詰まっているのではないでしょうか?

と思うくらいの内容です。

若い皆さん!何度でも立ち向かおう

「高齢者の命を守るため、若い人の不要不急の外出は極力控えてください」

-コロナ禍において、政治家やテレビキャスターなどがこんな呼びかけを繰り返しました。

あたかも正論のように聞こえますが、

これほど若い世代を馬鹿にしたフレーズはありませんでした。

これでは「若い人の青春は犠牲になっても仕方ない」と言っているのと同じです。

多くの若者が反発したのも当然でしょう。

(中略)

次代を背負う若い世代の行動にブレーキをかける国に未来はありません。

(中略)

なすべきは、無難さを求める「大人の理屈」に巻き込まれることなく、

それぞれの夢や目標に向かってチャレンジを続けることです。

自分を信じて失敗を恐れず何度でも立ち向かうことです。

そんな当たり前のことが今の日本では難しくなっているのです。

「社会の老化」が露呈したこのタイミングを逃してはなりません。

老いてしまった日本に、もうチャンスはあまり残っていないのです。

本文234P~235Pより引用

最後に

私が言うことはほとんどなく、記事に書いたとおりで、

詳細は書籍をぜひ読んでいただきたいですが、

どうしても50代~60代以上の方とお話させていただくと、

「いい学校へ行って、いい会社へ入って、安定した職業に就きなさい!

そして、老後に備えて、貯蓄しなさい!」

という過去の成功パターンを繰り返し言われてしまうんですよね。

あなたたちの時代(高度経済成長期)は、それで良かったんだろうけど、

どうしても、それに反論してしまいたくなる私がいるのです。

「失われた30年」の責任は誰がどう取ってくれるの?と・・・

だからと言って、愚痴を言っているだけでなく、今後の日本の未来を考えつつ、

どのように行動していけば、私や家族、はたまた、日本人全体が幸せになっていけるのかを

考え続けることが必要なのかなと思い、

このようなブログ、Twitter等々で、いろいろと発信しています!

以上!

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