はじめに
表題の記事の感想を記載したいと思います。
尚、引用元は以下です。
定年後も生活費のために働く? 定年後はどのくらい支出しそう?
引用内容
金融広報中央委員会が実施している「家計の金融行動に関する世論調査(2020年)」によると、約8割の方が老後の生活に対して「非常に心配」「多少心配」と回答しているようです。
老後というと不安や心配という印象が先行しがち。先の調査もそうした印象から出た結果なのかもしれません。一方で、老後の生活を具体的にイメージできている方はどれくらいいるものなのでしょうか。
オールアバウトでは、30~59歳の方を対象に、老後の生活・お金に関するアンケートを実施。525人の回答から、老後に対する考え方の実態が見えてきました。調査結果とあわせて、All Aboutのマネーガイドでファイナンシャル・プランナーの坂口猛さんから、老後に備えるためのアドバイスもいただきました。
◆想定支出はいくら?
定年後の支出についてアンケートを実施すると、年齢が上がるにつれて「なんとなく」でもイメージを持たれている方が増えていくのがわかりました。
それでは具体的に、老後の生活では、毎月いくらの支出が必要になると想定しているのでしょうか。
50~54歳までの方は約55%、55歳以上の方は約70%が、支出額(月額)は15万円未満と回答しています。また、月額20万円未満になると、50~54歳までの方で約80%、55歳以上の方ですと約85%になります。
坂口さんは「毎月の支出額が一生涯続くと想定した場合、それに対応する収入をどのように工面するかという点が大切」とコメントされています。それでは、支出に対応する収入について、回答者の方はどのようにイメージを持っているのでしょうか。
◆収入計画を立てたことない人が80%以上!
老後の収入についてのイメージを探るべく、アンケートでは「定年後の収入計画を立てたことがあるか」という質問を実施。この質問に対しては、どの年代においても、「収入計画を立てたことがない」と答えた人が約8割という結果に。
定年後の収入計画を立てたことがある方が、全体で約15%。50~54歳の方が、約26%となっていますが、それ以外の年代は、55歳以上も含めて17%以下となっていました。
坂口さんはこの結果に、「50~54歳までの方が多いのは、50歳以上の方のねんきん定期便に年金の『見込額』が表示されることにより、将来の年金収入が、より身近に感じられるからではないでしょうか」と分析してくださいました。
◆年金だけで老後の支出はまかなえる? 不足したらどう補う?
具体的な収入の計画を立てていないとはいえ、老後の収入について、回答者がどのようなイメージを持っているのかについても、調査では探っています。
まず、投げかけた質問は「年金で生活できるか」というもの。これに対しては、どの世代においても約7割以上の人が「年金だけで定年後の支出をまかなうことができない」と回答しています。
では、年金で足りない分をどのように補おうと考えているのでしょうか。
アンケートの結果からは、「定年までに蓄えた資産を取り崩して不足分をまかなう」という回答のほか、多くの方が「働くことで不足分をまかなう」と考えていることがわかりました。「働くことで不足分をまかなう」という回答は、年齢が上がるにつれて多くなる傾向がみられました。
この結果を踏まえ、坂口さんは次のようにアドバイスします。
「将来的にどの程度、老後のお金に不足が生じるのか、具体的な計画がなされていませんと、いつまで働けばよいのか見通しが立てられません。また万が一、働けなくなった場合には、具体的な計画がなければ対策を講じられず、将来的に苦労してしまう恐れもあります。早くから金融資産等を上手に運用するなど、定年後に向けて対策しながら、将来の計画を立ててみることが大切なのではないでしょうか」。
感想
以前、自己資金が2000万円必要、ということが話題になりましたが、
結局、多くの方が老後の収支計画を立てていないということがよくわかる記事ですね。
そういう私もキチンと老後の収支計画を立てているかというと、そうではないので、
少し心苦しい記事でした。
一度、キチンと老後の収支計画を立てた方がよさそうです。
あと、気になった点としては、不足分を働いてまかなう、
という回答者が多かったことですね。
となると、定年後は悠々自適に暮らす、というのは、波平さんの別記事でも記載しましたが、
「「もう波平さんにはなれない…」75歳まで働く時代到来にロスジェネ世代の嘆息」の感想
夢物語で、働けなくなるまで働く、という悲しい対応を多くの方が想定している、
ということですね。( ゚Д゚)
やはり、このように日本社会の経済ゲームのルールが変わった以上、
過去の「いい学校に入って、いい会社に入って、定年まで頑張って、定年後は悠々自適の暮らし」
という幻想は捨てて、別の対策を早期からしなければならないなぁと改めて思いました。
以上!
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