空室が聞いていた話より多かった・・・
２０２０年１２月某日、契約を迎え、念のため、
その後、聞いていたい話と変わりはないかどうか、Ｋ子が確認したところ、
なんと、１１部屋／全１４部屋という状況が、コロナの影響もあり、
退去が続き、３部屋が空室となり、８部屋／全１４部屋となっている、というのだ！
（これじゃあ、毎月、赤字ギリギリになっちゃうじゃない・・・どうしたらいいの？
とはいえ、ローンの返済を下回ることはないから、いいかしら・・・でも）
Ｋ子は悶々とした数日を過ごした。
だが、
（ここまで来たし、不動産屋さんのパートで客付けの経験もあるし、
どうすれば客付けできるかのアイデアはある！
なんとかなるわ！よし、突き進もう！）
そして、決済の日を迎える・・・
そして、Ｋ子は、ついに、２０２１年１月某日、決済の日を迎えた。
Ｓ信用金庫へ向かう途中、大きなマンションや、多くのアパートが目に入る。
（突き進むことに決めたけど、本当に空室が埋まるかしら・・・）
Ｋ子は、Ｓ信用金庫の駐車場で足がすくんだ・・・
（高卒。たいした資格なし。大きな資産もなしだけど、3,300万もの借金を背負って、
本当に大丈夫かしら・・・）
恐怖に負けそうになる。
しかし、Ｋ子は、自分を信じ、
（私なら大丈夫！私ならできる！）
と自らを奮い立たせ、駐車場を後にし、Ｓ信用金庫へ入っていった・・・
Ｓ信用金庫の支店長、副支店長、担当者、売主のコンビニ経営のやり手の社長。
不動産屋さんの担当者さんのいる中、あっという間に決済完了！
拍子抜けするほどだった。
そして、Ｋ子は晴れて、１棟アパートのオーナーとなるのだった・・・
が、しかし、またも、大問題が発生するのであった・・・
Ｋ子は、（神様、一体、どれだけ、私に試練を与えるの？）と心の中でひとりごちた・・・
～Ｋ子side episode8～ to be continued･･･
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