私、不動産投資、始めます。 ~K子side episode4~

はじめに

ようやく、K子が不動産投資の第一歩を踏み出すことになります。

episode5からは、具体的な活動について、記載していきますので、

もうしばらくお待ちください。(m´・ω・`)m

T郎は休職を取ることに・・・

「ええ・・・はい・・・精神科で診察を受けたところ、うつ病という診断でして・・・

休職というかたちを取らざるをえないということでした・・・」

「えっ!そうなんですか!そんな風には見えなかったのですけどね・・・」

「診断書も出ていますし、会社側の手続き等もあるかと思いますが、

旦那ではなく、私のほうで対応させていただきますので、

適宜、ご連絡いただけますでしょうか?」

「承知しました・・・T郎さんのご回復をお待ちしておりますので・・・

まずは、ご静養いただくよう、ご本人にもお伝えください。」

「では、連絡をお待ちしております。」

K子は電話を切った・・・

これまでは、まさか、T郎が休職を取るなどということを

一度も考えたことのなかったK子は、T郎の状況と並行して、

生活費の心配もしなくてはいけない状況に陥った。

(ある程度は、貯蓄もあるし、傷病手当金も出るだろうから、

当面はなんとかなるとは思うけど・・・一体、どうしたらいいの・・・)

K子は、これまでアルバイト、パート程度でしか働いたことはない。

突然、正社員でフルタイムで働くことなど、到底、出来そうもなかった。

それは、子どもの面倒も見つつ、フルタイムで働く、というのは、

これまでの生活を振り返っても、非現実的にしか思えなかったからだ。

(本当にどうしたらいいのかしら・・・何か対策を考えなきゃ・・・)

とはいえ、このとき、K子の頭の中には、

具体的な対策などひとつも浮かんでいないのであった。

それは突然に・・・「ファイナンシャルリテラシー」との出会い

そんなある日のこと。何気なく本棚を眺めていると

「金持ち父さん貧乏父さん」という本が目に飛び込んできた。

(ああ・・・これ、以前、T郎が買ってきて、むさぼるように読んでたっけ・・・)

本を手に取り、漫然と読み進めていたK子だったが、

読み進めていくうちに、なぜ、T郎がこのような状態に陥ってしまったのかの

ヒントのようなものを感じた。

(そういうことね・・・

貧乏父さんはEクワドラントに属していた、そして、学校の勉強を頑張り、

よい学校に入り、教員になり、貧乏になった、

一方、そうではなく、金持ち父さんは、Bクワドラント、Iクワドラントに属していた、

そして金持ちになった・・・

まるで、貧乏父さんはT郎とまったく同じじゃない!

こんなこと、今まで一度も考えたことなかったわ!)

K子は貪るように「ファイナンシャルリテラシー」を勉強した

その日を境に、K子は、ファイナンシャルリテラシーを身につけるべく、

「お金に関する本」を貪るように読み漁った。

その他にも、商業高校出身だったK子は、日商簿記2級の取得、

FP2級の取得、税務署でのアルバイトなど、

考えうる限りの「ファイナンシャルリテラシー」を

身に着けるすべを実行していったのであった。

そんなある日のこと、これまで身に着けてきた「ファイナンシャルリテラシー」

の知識がパズルの最後の1ピースがはまるがごとく、ある考えが閃いたのであった。

(最悪の場合、T郎が復帰できないかもしれないし、

こども3人の面倒を見る必要もある。

これを解決するためには「不労所得」を得る!これしかないわ!)

そして、「不労所得」に焦点を絞り、さらに適切な対策を絞り込むために、

さらに知識習得に努めた。

株式投資、FXなどはハイリスクハイリターン、

NISA、iDeCo、投資信託などはローリスクローリターン、

そして、「不動産投資」はミドルリスクミドルリターンではあるが、

一度、仕組みさえ構築してしまえば、ほぼ完全なる不労所得、

かつ、少しずつ買い進めていけば、生活費を捻出し、

さらには、最終的に経済的自由も得られる!という考えに至ったのであった。

その数日後、あるつてを辿り、不動産屋でのパートが見つかった。

(ここで、勉強して、不動産の知識を身に着けて、そうしたら、

不動産を探していくことにする!これで、イケるはずだわ!)

また、並行して、不動産投資に関する本に焦点を絞り、

昼は不動産屋でのパート、夜は不動産に関する知識習得を

地道に始めたのであった。

これが、K子が踏み出した不動産投資への第一歩であった!

K子は、ついに不動産投資への第一歩を踏み出した!

~K子side episode4~ to be continued・・・

コメント