はじめに
本記事では、「確実に儲けを生み出す不動産投資の教科書」を9回に分けて、解説していきます。
これまでに不動産投資関連の書籍を読み漁ってきましたが、
本書が一番の良書でしたので、是非、紹介したいと思い、
要約として、記事を記載していきます。
ただし、内容が良質な代わりに、それに伴って、ボリュームも多いので、
全9回に分けてお送りいたします。w
「不動産取引」の登場人物
まず、不動産取引には多くの人が関わってきます。
これらの方々は、当然、その道のプロです。
- 売主
- 買主
- 売主側の仲介業者
- 買主側の仲介業者
- 金融機関
- 司法書士
- 物件の管理会社
それでは、我々、買主はずぶの素人でよいかというとまったくそうではなく、
彼らと同等に対峙できる不動産投資事業を行うプロでなくてはいけません。
なぜなら、成功どころか騙される危険性すらあり得るからです。
では、プロになるためのステップとして、どのような順序を踏めばよいのでしょうか?
それは以下のとおりです。
- 最初の目標設定
- 不動産屋探し
- 物件探し
- 定量チェック(シミュレーション)
- 定性チェック(現地調査)
- 管理会社探し
- 契約
- 決済
このように多くのステップを踏む必要があります。
この時点で、「こんなのやってられない!」という方は、残念ながら、
不動産投資は諦めたほうが良いでしょう。
勘違いしてはいけないのは、不動産「投資」という言葉から、
「簡単に始められるのでは?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際には不動産「事業」ですから、最終的に軌道に乗せるためには、
早くても半年~1年程度は見込んでおいたほうがよいと思います。
知っておくべき3つのお金の使い方
ここでは、少し、不動産とは離れますが、お金の使い方は、3つに集約されます。
- 消費
- 貯蓄
- 投資
まず、1番目の「消費」ですが、これは単純に「使うとなくなる」ことを指します。
2番目の「貯蓄」は、例えば、「1万円貯めれば、1万円残る」ことを指します。
3番目の「投資」は、例えば、「1万円投資すれば、1万1円以上になって戻ってくる」ことを指します。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、これは非常に大切な観点です。
例えば、「自己投資」という言葉がありますが、
上記に照らし合わせれば、それは「消費」であり、「投資」ではありません。
「自己投資」を否定する訳ではありませんが、今後、不動産「事業(投資)」を
進めていくにあたって、この3つのお金の使い方をあなた自身が、
キチンとこの3つの定義に従って、
考えていくことが非常に重要ですよ、ということです。
不動産を買うまでの流れをつかもう
またも、当たり前のことですが、不動産「事業(投資)」で成功するためには、
よい物件(購入した人を儲けさせてくれる物件)を購入する必要がありますが、
よい物件というのはほんの一握りしか存在しません。
そのためには、以下の2~4の手順を何度も何度も繰り返し、
ようやく、一握りのよい物件に出会えることを強く認識する必要があります。
- 最初の目標設定
- 物件探し ← 最適な物件が見つかるまでひたすら物件を見る
- 定量チェック(シミュレーション) ← シミュレーションを作成し、定量チェックを行う
- 定性チェック(現地調査) ← 物件を実際に見て、定性チェックを行う
- 買い付け申し込み ← 指値を入れて買い付けを申し込む
- 金融機関開拓 ← 融資をしてくれる金融機関を探す
- 売買契約 ← 売主に手付金を支払い、契約を交わす
- 決済 ← 金融機関にて残代金を支払う
この2~4の手順を繰り返せば、いずれよい物件に出会えるのですが、
なにしろ、多大なる時間と労力を必要とします。
手っ取り早く、とか、楽して儲けたい、とか、甘い考えを持っている方には
実行不可能なプロセスです。
不動産「事業(投資)」において、手っ取り早く、楽して儲かる手段はありません。
ただ、逆に言えば、真面目にコツコツとこのプロセスを回せる方であれば、
かなりの確率で成功できるのが不動産「事業(投資)」だとも言えます。
1回目は以上!
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