「「金持ちになりたい」…成功の第一歩は〈投資にある4つの領域〉を理解すること」の感想

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はじめに

表題の記事の感想を記載したいと思います。

尚、引用元は以下です。

「金持ちになりたい」…成功の第一歩は〈投資にある4つの領域〉を理解すること

引用内容

給料は上がらないのに、ガソリン代や電気代、食料品はどんどん値上がり──。投資業界では、そうした人々の将来への不安から「少しでも資産を増やしたい」という切実な思いをターゲットにしたマーケティングが盛んです。日本も政府主導で空前の投資ブームと言えるでしょう。しかし、そうして投資行為に着手する前に、一歩立ち止まり、投資の本当の怖さやウラ側についてよく知っておく必要があります。鹿子木健氏の著書『投資で失敗する人 成功する人――あなたの人生を貧しくする投資のウラ側』(自由国民社)から一部抜粋しお届けします。

投資の最終目的は何なのか明確にしてから始める

何か新しいことを始める場合、それより先に目的をハッキリさせることが必要です。 そもそも、目的のない行動や言葉や現象は世の中に1つもありません。私たちが毎日行っていることには、必ずその目的があります。歯磨きは虫歯や歯周病にならないため、食事は健康を維持するため(食事が原因で病気になる人が激増していますが)。服を着るのは、体温を調節したり紫外線から肌を守るため、肌を人の視線から隠すため、他者と区別するため、階級や職業を表現するため、などです。 行動には必ず目的があります。もし自分に何の目的もなくやっていることがあるならば、それは他の誰かに目的があるということです。つまり誰かにさせられているということなのです。それは投資も同じことです。だから、自分でしっかりと自身の最終目的を投資に対して持つことが重要なのです。

投資の最終目的は何なのかを再考する

何であれ目的を考えるときに、次のことを問えば答えは出てきます。「その出口(最終目的、終着地点)はどこなのか」資産が増えることなのか、収入が増えることなのか、学費を払って子供を育て上げることなのか、ゆとりのある生活をしたいのか、将来お金で困らないようになることなのか、誰かを助けることなのか、社会に貢献することなのか。 「金持ちになりたい」というのは低次元の目的ですが、それでもないよりはましです。何の目的もなく投資をする人は、金融機関に言われるまま、テレビやインターネット情報に煽られるまま、営業マンに勧められるまま、彼らの都合のよい投資を始めてしまいます。 自分の目的を実現するためではなく、彼らの目的を実現するために、です。そもそも、自分の将来像を思い描いていないなら、まっすぐ進むことはできません。遠回りして遠回りして、それでも結局目的地に到達できないということです。 なぜなら目的地がないからです。何のために投資をするのか、明確にしましょう。資産構築・資産運用・資産防衛・資産形成。一言で投資と言っても、投資には4つの領域(段階)があります。これを理解しなければ、成功することはできません。 資産構築資産運用資産防衛資産形成これらの領域(段階)は、必ずしもこのままの順序ではない場合もありますが、区別して考える必要があります。そうでないと、目的と手段が合致せず的外れになってしまい、せっかく投資をしても願う結果が得られないということになりかねません。まず、この4つの領域の違いを理解してください(図表1)。

1.資産構築

最初の資産をつくることです。金額に決まりはありません。どんなに小さな金額でもその人にとっては資産です。たとえ20万円だとしても、自分がそれを資産だと認めるかどうかです。 資産と考える人は、その資産を元に投資で成功しようと行動するでしょうし、資産と考えない人は、そんなはした金では投資などできないと言いつつ消費して終わりです。資産構築の幅は広いですが、それが10万~20万円でも、100万円でも、1000万円でも、自分にとって必要な最初の資産をゼロからつくること、これが資産構築です。 資産構築のためには、働いて収入を得て、支出を節減して余剰資金を残していくことが主な手段となります。次に説明する資産運用を、資産構築の手段とすることもできます。相続などの結果、資産を構築できるケースもあります。「積み立て」が有効となる人も多いと思います。

2.資産運用

ゼロからつくった最初の資産、もしくは自分が現在保有している資産を増やしていくことです。資産運用では、金融商品などで利益(利回り)を出しつつ、毎年複利で増やしていきます。運用にはリスクが伴います。 利益を得て増やせる年もあれば、そうでない年もあります。資産運用で失敗する人の多くは、「運用」と「構築」を混同していることに起因しているように感じます。運用はゼロから資産をつくるのではなく、ある程度の資産を「さらに増やす」ことです。 そのためには、「安定」と「長期」の2つの要素を満たす必要があります。すでに保有している資産を守りつつ、それを増やしていくことになります。 短期一発勝負はできませんし、一時的に増えても長い目で見て増えていなければ、その投資は成功しているとは言えません。ここでは「長期、分散」という考え方も活用していきます。 レバレッジをかけてもよいですが、現在保有している資産を失わないようにしていかなければなりません。そこで、次の資産防衛の概念が出てきます。

3.資産防衛

資産防衛は、増やすことよりも守ることに重心を置く投資行為です。 いくら一時的に成功して大きな資産を築くことができたとしても、守る方法を知らないなら、最終的には資産を失ってしまいます。資産防衛で重要なことは、資産はお金だけではないという考え方です。金融資産、不動産、事業などはもちろん資産ですが、特許も商標も、そして健康、才能、人間関係、教育、心と精神も資産です。 お金だけが残っても、他のすべてを失ったならば、資産を防衛できたということにはなりません。私自身、資産防衛コンサルタントと名乗っていますが、クライアント様に対しては、お金のことはほんの一部だとの考え方で向き合っています。資産防衛とは、人生の全領域が豊かになることとイコールだと考えています。また資産防衛には、インフレ対策、通貨安対策、相続対策、税金対策も含まれます。

4.資産形成

資産形成は、資産の構築、運用、防衛を統合した概念です。形成とは、形づくり成していくということ。過去から未来に向けて不可逆的に、資産を生み、育て、成熟させ、他の価値を生み出す貢献をさせるというサイクルを表す言葉です。 資産形成の一環として資産構築し、また資産形成の一環として資産運用します。資産防衛も資産形成の重要な要素です。資産形成は、一生かけて実践していくことです。次の世代に譲り渡すことも考えるなら、一代にとどまらず、二代三代と家を存続していくことも資産形成になります。 家というと古い考え方のように聞こえるかもしれませんが、欧米の個人主義の影響を受けて核家族化が進んだのは、わずか最近数十年のことです。しかも、多くの日本人にとっては個人主義の印象の強い欧米でも、一定以上の富裕層の間では当然のことのように家系や一族を重んじる文化が存在しています。もともと日本でも家を守り、家を継いでいくという考え方がありました。 「相続が三代続くと資産がなくなる」と言われる中でも、家を分裂・分散させず、資産を残していく知恵ある人々はいるのです。多くの人は彼らとの接点がないだけです。間違った個人主義の刷り込みこそが、世代を越えて格差が広がっていく大きな要因の1つとなっています。

感想

資産構築、資産運用、資産防衛、資産形成の4つの段階を踏みましょう、

という記事でしたね。

私(と妻の法人)は、不動産投資、太陽光発電投資、積み立てNISAで、

コツコツと資産運用していますが、資産防衛の意識はあまりありませんでした。

また、記載されているとおり、大きくレバレッジをかけるよりも、

やはりコツコツと長期分散投資していくことがいいのかなぁと感じました。

以上!

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