はじめに
表題の記事の感想を記載したいと思います。
尚、引用元は以下です。
「自分の現実を直視するのがツラい」中年会社員たちの最優先すべきこと
引用内容
薄給の20代、激務の30代を乗り越えてきたのに、終身雇用は崩壊し役職はつかずに給料も頭打ち。転職しようにも、社内で再評価されようにも外されたはしごを掛け直してくれる味方はいない。“無理ゲー”と化した会社で中年社員が生き抜く術はどこにあるのか。
かくも厳しい中年社員たちの現状。周りを見渡せば敵だらけ、四面楚歌ともいえる戦場に立ち尽くす諸兄には今を生き抜くための戦略が必要だ。
会社は幻想であることを受け入れ、自己評価をやめ、会社に依存しない生き方を模索することこそが、現代の中年社員のサバイバル術。今回は、定年以降の働き方について作家の橘玲氏に聞いてきた。
経済格差社会から評判格差社会へ
親世代より経済的に豊かな人生を送ることは、ほぼ困難。そんな絶望的なこの時代に、いかに希望を見いだすべきか。「無理ゲー社会」という言葉の生みの親である作家・橘玲氏に聞いた。
「現代は、生来の知能やそこから生まれる実績で評価される『評判格差社会』に突入しています。以前の『経済格差社会』では、富裕層からの税徴収などで富の再分配は可能でしたが、『評判』は再分配することは不可能です。例えば、イーロン・マスクの約36兆円の資産は分配できても、6000万人いるSNSのフォロワーは分配できない。それと同じことです。『イカゲーム』で生き残るのが一人なように、無理ゲーはほとんどが敗者になってしまいます」
自分の現実を直視するのはツラい
才能ある一部の成功者が富や評価を独占し、凡人の大多数はわずかな富と評判しか得られない。そんな無理ゲー社会で、他人の評価に苛まれ、自分の現実を直視するのはツラいもの。だが、橘氏は「肯定感はある程度必要」と続ける。
「心理学では正確な自己認識は“抑うつリアリズム”と呼ばれ、うつ病の徴候です。自分にポジティブな幻想をもっていないと、生きるのがつらくなってしまう。自己評価と他者からの評価にギャップがあったとしても、それは仕方がないこと。自分を一番肯定できるのは自分ですから」
定年で引退を考えずに生涯現役を目指すべき
この残酷な時代に、中年会社員が生きるすべはあるのだろうか。
「所得が増えない以上、定年で引退を考えずに生涯現役を目指すべき。人間は他人からの感謝に喜びを感じるので、働けば幸福度も上がります。実際、北欧など年金制度が充実した国では、老後も仕事をしたり、ボランティアをする人が多い。これは生きがいを得るためだけでなく、常に周囲から『この人は社会にどう貢献しているか』という“評価”に晒されているからだと思います」
生涯現役を目指す以上、大切なのは楽しく働ける職場探しだ。
「一旦年収が下がっても、65歳までイヤイヤ働くより、80代以降も楽しく働いたほうが、生涯年収や満足度は高い。イヤな仕事のストレスを回避するだけで、幸福度は劇的に上がります」
無理ゲー社会で最優先すべきは、「自分の幸福」だと心したい。
感想
最優先すべきは、「自分の幸福」という点は同意です。
しかし、生涯現役を目指して、80歳以降も働き続ける、という点に関しては、反対です。
なぜなら、健康寿命が70歳台なのに、80歳以降も働きましょう、
そのほうが生涯年収や満足度は高いです、ということだから。
北欧を引き合いに出していますが、ここは日本ですよ?
「経済格差社会」の論点を「評判格差社会」にすり替えてるだけのような・・・
いずれにしろ、自分の幸福を最優先にして、生涯働き続けましょう、
という結論はどうかなぁ・・・というのが感想でした。
「無理ゲー社会」読みましたが、正直、インパクトが強いのは、タイトルだけで、
最終的には、リベラルな社会(資本主義社会)で、なんとか生き抜いていくほかない、
という締めで、がっかりしました・・・
政治にも期待できそうにないので、
やはり、個人個人でなんとかするしかないのでしょうかね?
まぁ、そのために私は不動産投資を始めた訳ですが、
多くの方々は特にそんなことも考えずに、「無理ゲー社会」が少しずつ
バッドエンドを迎えるのを会社にしがみつつ、待っているだけなのでしょうか?
それとも、そもそも、そんなこと気づいてない、または、気にもしていない?
そちらの方が気になりました。
以上!
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